お店にお数珠(念珠)をお買い求めにいらっしゃるお客様で、比較的若い方によく頂くご質問があります
『どんなお数珠を選べばいいんですか??』
お数珠(念珠)の形式は大きく分けて
『略式片手念珠』
『略式二輪念珠』
『宗派専用本式念珠』
の3種類があり、「男性用」と「女性用」があります。
一般的には、略式片手念珠・略式二輪念珠をお持ちになる方が圧倒的に多いですね。
お値段の違いは珠や房に用いる素材によって変わってきますので、ご予算や珠の素材・色合いなどでお選び頂ければと思います。
詳しいことは↓↓をご参考にしてください。
お数珠(念珠)の選び方
さて、ところが名古屋を中心とした東海地方の女性の方はちょっと注意が必要です。
仏教は面白いもので、同じ宗派でも地方地方によってしきたりが異なったり、
その土地土地の文化や風習が色濃く根付く事があります。
昔から名古屋近辺の東海地方では『お葬儀・お通夜に用いるお数珠は、房は白色・珠は白か透明』とされてきました。
ですので、珠は水晶や真珠・珊瑚といった透明や白色の珠で、房は白房のお数珠を用います。
紫色の房や、色の珠で仕立てたお数珠は、月経やお寺でのお参りなどに用いるとされいるのです。
面白いもので、東は静岡あたり西は三重あたりまでいくと、その様な風習はなくお葬儀も色のお数珠で行かれるそうですね。
最近はネット通販なども浸透してきて、若い方々が色のお数珠でお葬儀お通夜に行かれることも珍しく無くなって来ましたので、徐々にその様な風習も薄れつつありますが、ご年配の方からすると!?と思われる事もあるようです。
特にご身内やご親族の葬儀の際に色のお数珠を用いますと、ご年配のご親族の方からお叱りを受ける場合もありますのでご注意下さい。
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