僧侶のお仕事

先日お師匠様から手伝いの依頼があり、
久しぶりに僧侶の仕事をしてきました。
しかし、いつもの事ながらお師匠様は連絡が突然・・・
(・_・。))
前日に『明日、涅槃会の法要があるけど、これる??』
・・・・・・・
慌てて、仕事の予定を大幅に変更して伺いました。
せめて1週間前ぐらいに言ってくれないかな・・・
(*_*、)ヾ(-ω- )
ちなみに涅槃会とは、お釈迦様が入滅(亡くなられた)された2月15日に行われる法要の事です。
お寺では、お釈迦さまが涅槃に入られたあリさまを描いた
大きな掛軸をかけ、報恩の法要を行います。
長い伝道の旅のなか、病にかかり自らの死期を予告されたお釈迦様。
力尽きられたお釈迦さまは、2本のサーラ樹の間に用意された床で、
頭を北に、顔を西に向け、右手を枕にされて寝ておられます。
そのときサーラ樹(沙羅双樹)には白い花が咲き、
次々と白い花びらが降ったといわれます。
多くの弟子、王族、老若男女(ろうにゃくなんにょ)、
鳥獣さえ集まリ嘆き悲しんでいます。
お釈迦さまは、集まった人々を前にして最後の説法をなされます。
―肉体は滅びても法は滅びない、法を見るもの仏をみる―
との根本真理、それにお弟子たちが仏道を修めるために守るべき
戒法(かいほう)を、説き示されました。
その教えを「遺教経」(ゆいきょうぎょう)といいます。

永平寺の涅槃会図

上の写真は先日、永平寺を訪れた時に撮影してきた写真です。
東序の壁に大きな涅槃会図が掛けられていました。
毎年この時期の晩課は、東序にて遺教経をお読みします。
安居していた時も、呼んだなー『遺教経』
何だか、とっても懐かしくなりました。
          


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