最近では、金仏壇・唐木仏壇・モダン仏壇・家具調仏壇など、
色々な種類のお仏壇が作られるようになって来ましたが、
一昔前はお仏壇といえば金仏壇。
当然、金仏壇と言うぐらいなので金を使用しているのですが、
お仏壇に使う金といえば、皆さん思いつくのは金箔だと思います。
金箔と言えば、金閣寺に施されていることで有名ですね。。
その他にも金粉を使用して仕上げることがあります。
金粉は金箔から作る粉末で、小麦粉の様になめらかで
金箔よりも落ち着いた色合いに仕上がります。
金箔から作るだけの事はあって高価なために、
製造するお仏壇のグレードに合わせて使用箇所を使い分けていきます。
今回はお仏壇の正面に取り付ける狭間彫の鳳凰を金粉仕上げに、
他の部分を金箔で仕上げました。
きらびやかな金箔と対照的に、艶を抑えた重厚な仕上がりなりますので、
より鳳凰の彫りが引き立ち、お仏壇も厳かな仕上りになります。