朱いロウソクでお参り??

最近ちょくちょくとお客様から言われることが在ります。
タイトルにあるように
『朱いロウソクなんてあるんだ!?』
『朱いロウソクでお参りするの?』
菩提寺が浄土真宗等の方は、
年忌法要の際に朱ロウソクを用いますので、
朱いロウソクに馴染みのある方も多いと思いますが、
禅宗などの宗派の方は殆ど赤い蝋燭を使う機会がありませんからね。。
特に最近は核家族の方が多く、
御身内にご不幸があって初めて葬儀や仏事を営んだという方も
多くいらっしゃいますので、
お仏壇に赤というイメージないんでしょうね。。
一般的にご住職様にお越し頂いて、
赤い蝋燭でお参りをする機会といえば、
お仏壇を新調、買換え、お洗濯した場合がほとんどです。
お仏壇を新調した時など、まず一番初めにしなくてはいけないのが、
ご住職様にお越し頂いて読経して頂きます。
その際の法要のことを、宗派によって言い方はマチマチですが
『開眼法要』『入佛法会』などと言います。
当店のある名古屋ではあまり宗派関係なく、
お仏壇(御本尊など)に魂を入れてもらうという意味で、
お精入れ(おしょういれ)と言っています。
その、お精入れの法要の際に、
紅白の御供物をして、朱いロウソクでお参りをします。
お仏壇を新調したと言うのは先祖(仏様)の家を新しくしたと言う事になりますので、
我々のお家を新築したと同じ新築祝いと同じような意味になります。
お祝いなので、紅白の御供物をして朱いロウソクでお参りをするんですね。
最近ではご不幸があって、四十九日(しじゅうくにち)の忌明けまでに
お仏壇をお買い求めになられる方が多く、
その際のお精入れの法要が忌中になることが多く
喪に服しているので赤を避けて、白い御供物に、白いロウソクで法要を
行う事も多くなってきました。。
           
        

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